あなたが取り組んだ仕事を上司に報告すると
「なぜか上司が指示してやったことになっていた。」
「あなたがやった仕事の成果がいつも上司の手柄になってしまう。」
こんな経験はありませんか?
自分が頑張った結果がこのようになってしまうと
「自分の評価につながらないから次の仕事のやる気がでない」
「自分のやっていることが無意味に思えてきた」
と思ってしまうでしょう。
私自身、自分が出した仕事の成果をまるで自分がやったかのようにされることがよくありました。
その度にイヤな気持ちになったものです。
しかし、「いつまでもこのままではいけない!」と思い、考え方を変えることにしたのです。
それからは前向きに仕事ができるようになりました。
そこでこちらの記事では、上司に手柄を横取りされて仕事が楽しくないあなたと
- 上司に手柄を横取りされる前にやっておくべきこと
- 手柄を横取りされた時にとるべき行動
- 手柄を横取りされて落ち込んだ時の考え方
について共有していきたいと思います。
この記事を読み終わるころには、上司に手柄を横取りされたとしても前向きに仕事に取り組めるようになっていますよ。
私自身の体験談も含めて紹介していきますね。
上司に手柄を横取りされた私の経験談

はじめに私が実際どのような感じで手柄を横取りされたのか事例を1つお話しします。
私は田舎の中小企業で働いていました。業種は小売業です。
入社して間もないころ、とある上司から「A社とB社の同等品の比較表を作れ」と指示を受けます。
もちろん入社して間もないころですから商品知識なんて全くありませんでした。
しかし、上司から受けたはじめての指示でしたので、カタログを見たり、現物を見たりして必死に比較表を作りました。
やっと出来上がった比較表を提出すると、さっそく上司は取引先と商談をはじめました。
そして、商品の注文が続々と決まっていきます。
ここまでは良かったのですが、私は上司が次にとった行動に驚いてしまいます。
なんと私が作った比較表をあたかも自分が作ったかのように、まわりの営業に配り始めました。
私が作った比較表を「上司が作った比較表」として配ったのです。
この出来事からも上司から仕事の指示が受けては仕事をこなし、手柄は横取りされる日々が続きました。
上司の指示ですから従わなければいけません。
でも、「自分の成果として認められないからつらい」とどうしても感じてしまいます。
次第に仕事にやる気を失っていきました。
「このような気持ちで仕事を続けては良くない。」
と思い、上司から指示される仕事に取り組む際の方法や考え方を変えることにしました。
結果としてネガティブな気持ちを吹き飛ばし、仕事に向き合うことができたのです。
以上が私の経験談です。
ここからどのように私が上司から指示される仕事への取り組み方を変えたのか紹介します。
手柄を横取りされないための仕事への取り組み方

手柄を横取りされないための仕事への取り組み方として
- 自分が今やっている仕事をまわりに話しておく
- 手柄を横取りされた時は「自分がやった」と主張しない
この2つを意識しました。
自分が今やっている仕事をまわりに話しておく
まず、上司に仕事の成果をとられないために「自分が今やっている仕事をまわりに話しておく」ようにしましょう。
例えば、先ほどの比較表の件を例にとると
「上司の〇〇さんからA社とB社の商品の違いを比較表にまとめるように言われたんですよ。」
このように話しておけば、上司が「自分が作った。」と言って比較表を配ったとしても
「〇〇さんに作らせておいて自分が作ったことにしているよ・・・」
とまわりの営業が気づいてくれます。
こういうことが続けば、上司の評判は落ち、あなたの株はどんどん上がっていくでしょう。
自分が今やっている仕事をまわりに話しておけば、まわりが味方についてくれますよ。
手柄を横取りされても自分の成果だと主張しない
上司に仕事の成果、手柄を横取りされた際は
「それは私がやった仕事で、私の成果でしょう!」
と言いたいところですよね。
しかし、まわりの人間がいる中で「自分の成果だ」と主張すれば、上司の顔をつぶすことになってしまいます。
そうなれば立場を利用した嫌がらせやさらなる仕事の押しつけが始まるかもしれません。
バシッと言いたい気持ちはあるでしょうが、ぐっとこらえてください。
大丈夫です。あなたが言わなくてもまわりの人たちはよく見ています。
あなたが主張せずともあなたの努力の賜物だとわかってくれますよ。
次に手柄を横取りされた時の気持ちの切り替えかたを紹介します。
手柄を横取りされて落ち込んだ時の考え方

手柄を横取りされると、怒りや悲しみ、虚無感がありますよね。
そんな時には「サッと」気持ちを切り替えるかが大事です。
悩んでもどうしようもありません。
ここで、私がたどり着いた気持ちを切り替えるための考え方をご紹介したいと思います。
自身の経験値は確実に積みあがっている。
結果として自分がやった仕事の成果は、上司のものになってしまったのかも知れません。
だとしても、あなたが成果を出すまでの経験は確実にあなたの身になっています。
同じような仕事を引き受けたとしても、前回よりも早く確実に仕事ができるようになっているはずです。
実際に仕事をやらなければ経験は積みあがりません。
「また1つ仕事ができるようになったぞ!」と前向きにとらえるようにしてください。
上司はますます仕事ができなくなる。
あなたが仕事を通じて経験値を稼いでいる一方、上司はますます仕事ができなくなっています。
「どうやって仕事を押し付けて手柄を横取りしてやろうか。」
と考えることしかできなくなっているのです。
そんなことを考える時間や労力があるなら、仕事と向き合ってほしいものですね。
仕事ができない上司の未来を考えると哀れに思えてきます。
横取りされたとしても意味がないわけではない
もう1つの考え方として「会社のためにはなっているから無意味ではない。」と考えるのも1つです。
「成果を奪われる」という自分個人の損失だけを考えるのではなく、自分の仕事が「会社全体の利益になっている」と思いましょう。
成果は奪われたとはいえ、他の社員のため、会社の利益にはなっています。
あなたがやっていることは決して無意味ではありません。
経験を積んだら転職を考えましょう

ある程度、仕事を覚えて「これ以上、この会社では経験を積めないなぁ。」と判断したら転職を考えましょう。
いつまでも上司に手柄を横取りされる必要はありません。
新しい環境で経験を積みつつ、自分が正当に評価される職場に転職するのです。
転職では、学歴よりも
- 「あなたがどんな経験を積んできたか」
- 「その経験が転職先にどのように役立つか」
- 「中途採用でも即戦力として動けるか」
を見られます。
上司から受けた数々の試練の経験は、必ずほかの会社でも通用するはずです。
一度、転職活動をすることをおすすめします。
退職できずに困ったら

転職することが決まったら、会社へ退職届を提出すると思います。
しかし、今まであなたの成果を奪ってきた上司はあの手この手で退職を阻んでくるでしょう。
退職届なんて受け取らないよ
まぁ考え直せよ
お前なんてどこに行っても通用しないぞ!
どうしても退職できない状況であれば、退職代行を使うのも1つの手です。
退職代行サービスとは
あなたの退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。
弁護士や労働組合が運営しており、退職に必要なことを代わりに交渉してくれます。
私自身、会社に退職を受けて入れてもらえなかったので退職代行サービスで退職しました。
退職代行を使った時の体験談はこちらの記事にまとめています。

退職代行を検討する人は読んでみてくださいね。
上司に手柄を横取りされても無意味でない

こちらの記事では
上司に手柄を横取りされる前にやっておくべきこと
手柄を横取りされた時にとるべき行動
手柄を横取りされて落ち込んだ時の考え方
を私の体験談とともに紹介してきました。
たとえ上司に手柄を横取りされたとしても、あなたが得た経験まで奪われることはありません。
さらにあなたが得た経験は必ず今後に活きてきます。
無意味などと思わずに、全力で仕事に向き合ってください。
最終的には上司への復讐として「転職」を選択しましょう。
いつまでも付き合う必要はありません。
得られる経験を得られたら次のステージにすすみましょう。
あなたの今後の活躍をお祈りします。