また理不尽なことで怒られたよ。もうやってられないな。
お客さんからのクレームだったり、社内の人間の言動だったり、仕事をしている中で理不尽なことはおこってしまうものです。
おこってしまうのはしょうがないとはいえ、仕事を辞めたくなってしまいますよね。
こちらの記事では、理不尽なことに耐え切れず仕事を辞めたい人に向けて
・仕事上でよくある理不尽なこと、その時の対処方法
・理不尽なことがあれば仕事を辞めて良いのか判断する基準
を紹介します。
仕事を辞めたいと思っているのであれば、一度立ち止まって考えてみましょう。
仕事を辞めるか判断する基準として、この記事が必ずお役に立ちます。
辞めてしまった後に後悔しないためにも最後まで読んでいただければと思います。
よくある仕事上でおこる理不尽なこと、その時の対処方法

そもそも理不尽とは
- 矛盾していること
- 話の筋が通らないこと
を意味します。
よくある仕事上の理不尽なことは、以下のようなものです。。
「困ったことがあったら聞いてね」と言っていたのに
先輩や上司からは
困ったことはすぐに質問してね。
とよく言われると思います。
ただ、相手が忙しい時は質問しづらいですよね。
そして、声をかけたらいけないと思い、質問しないでいると
なんで質問してこないんだ!
と怒られてしまいます。
また、質問したとしても不機嫌な顔だったり、答えてくれなかったりすることもあるでしょう。
そんな時は、素直に「お忙しそうなときはどうしたら良いですか?」と聞いてみましょう。
それでも質問してこいというのであれば、質問してください。
相手の対応が悪かったとしても相手の指示通りに動いているわけですから、あなたのせいではありません。
あなたがどのように困っているかを伝えることが大事です。
勇気はいりますが、今後のためにも確認しておきましょう。
帰り際に仕事を頼まれ、自分は先に帰っている
私もよくありました。
これは気持ちを切り替えてやるしかありません。
・この仕事をすることで自分は成長できる
・あの人は成長する機会を失ったのだ
私はこのように気持ちを切り替えていました。
気持ちの持ち方1つで受けるストレスが減りますので、参考にしてみてください。
自分は有給休暇で休むのに、人が休むと文句を言う
有給休暇は労働者の権利です。有給休暇があれば問題なく使うことができます。
よくあるのは、自分が有給休暇を取る時はさらっと連休をとったりしているのに、人が有給休暇を取ろうとすると
仕事がすすまないだろ
その日はダメ
有給休暇なんてとらせないぞ
などと言ってくる人がいます。
会社には有給休暇をとると業務に支障が出る際
有給休暇の日にちを変更できる時季変更権があります。
しかし、それは休むと会社が回らないような繁忙期に使われる権利です。
有給休暇を使わせないようなことが起こるようならば、労働基準監督署や総合労働相談コーナーなどに相談しましょう。
どちらも無料で相談にのってくれます。
同じミスをしても対応が違う
仮に同じ部署にAさんがいるとします。
Aさんとあなたは同じ業務上のミスをしました。
Aさんは軽い口頭での注意だったのに、あなたはこっぴどく上司から叱られてしまった。
そんな経験はないでしょうか?
悔しい気持ちはあるでしょう。
そこをグッとこらえてミスの原因を探り、二度と起こらないように対策をたてるのです。
そして、ミスしたことや怒られたことは忘れましょう。
恐らく軽い注意だったAさんは、対策もとらず同じミスをするはずです。
あなたはしっかり対策を取っているので、二度と同じミスをしないでしょう。
悔しさをバネにして自分を成長させてください。
顧客からのクレームと会社側の対応の板挟みにされている
顧客からのクレームが来た際には、自分1人で判断せずに対応を関係者に相談するでしょう。
しかし、対応がまずかったために自分が顧客からさらに怒られてしまった。
対応を指示した人は顧客とやりとりすることもせず指示を出すだけ。
こうした場合、あなたが悪いにも関わらず顧客にはお詫びし続けるしかありません。
対応を指示した人が悪びれていないようであれば、上司に相談するなどしましょう。
一番まずいのは同じようなことがおこって会社の評判が悪くなることです。
理不尽なことで受けたストレスはこまめに発散しよう
よくある仕事上の理不尽なこと、その対処方法を紹介しました。
理不尽なことが起こった場合、その都度受けたストレスは発散させるのが良いでしょう。
ため込んでしまうと体によくありません。
ストレスの発散方法は見つけておいてください。
理不尽なことを我慢して仕事を続けるべき理由

理不尽なことがあったとしても、仕事を辞めない方が良い場合があります。
自分の成長につながるから
理不尽なことを解決することで、自分の成長につながります。
成長することで評価されて昇進したり、転職した時にアピールできる実績になったりします。
ストレスや労力がかかることですが、うまく付き合っていくことで、あなたの強みになるので頑張ってみてください。
転職先で理不尽なことがないとは限らないから
今の職場で理不尽なことがあるからといって、他の職場で理不尽なことがないとは限りません。
仕事を辞めたいのであれば、他の転職理由ができた時の方が良いと言えます。
そうすることで、転職した先で理不尽なことがあっても納得することができます。
理解してくれる人がいるから
仕事上で理解してくれる人がいるのは、とても心強いですよね。
上司、同僚など時に励ましあい、愚痴を言い合って切磋琢磨していく。
そういった人にめぐりあえる機会はなかなかありません。
理解してくれる人がいる場合は理不尽なことがあっても、支えあって仕事を続けた方が良いでしょう。
理不尽なことを我慢せずに退職するべき状況

一方、理不尽なことを我慢せずに退職するべき状況があるのも事実です。
上司からの暴言やパワハラ
怒鳴られたり、人格を否定したり、するような上司に耐えながら、仕事をする必要はありません。
上司は会社の立場上、あなたより偉いというだけで、人間として優れているわけではないです。
怒鳴ったり、人格を否定する権利を持っているわけではありません。
そんな上司を人の上に立たせる役職に就かせた会社にも責任があります。
そういった会社はこの先長くないと言えるでしょう。
前向きに転職を考えてください。
精神的にまいってしまわないように
理不尽なことを処理するには、相当なストレスがかかります。
ストレスを発散できず、ためこんでしまった場合は
- うつ病
- 適応障害
- 自律神経失調症
などの症状が出るかもしれません。
そうなると回復には時間がかかります。
思い切って会社を休職したり、退職したりする方が良いと言えます。
私もストレスが原因で自律神経失調症になりました。
休職している間は、給料が出ないため収入がありません。
しかし、傷病手当金が出ますので生活費の心配しないでください。
詳しい休職の方法、傷病手当金の申請方法は、こちらの記事で紹介しています。

退職する前に休職するか判断をして下さい。
基準を超える残業と残業代の未払い
残業時間の上限は以下の通りです。
残業時間の上限は、原則として月45時間・年360時間とし、 臨時的な特別の事情がなければこれを超えることはできません。
時間外労働の上限規制 | 働き方改革特設サイト | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)
基準を超える残業時間や残業代が支払われないのは問題です。
勤めている会社は確実にブラック企業と言えるでしょう。
あなたはそんなに働ける能力があるのに、ブラック企業で消耗する必要はありません。
すぐに転職活動を始めましょう。
成果を上げたのに評価されない
・今月の売り上げを大幅に達成している
・業務の改善を行って効率化ができている
こんな成果をだしているのに給料が増えなかったり、昇進しなかったりするのは、その会社の評価制度がおかしい可能性があります。
年功序列で社歴の長い人間が評価される制度ではないでしょうか?
こういった制度の会社ではどんなに頑張っても評価してもらうことは難しいです。
自分の評価に満足がいかなければ、転職活動によって自分を求めてくれる企業を探した方が良いと言えます。
報復が怖くて仕事を辞められない時の対処法

理不尽なことが多い会社であれば、退職を申し出たところで認めてくれないことがあるでしょう。
そうした場合には、労働基準監督署や総合労働相談コーナーへ相談すると良いでしょう。
相談しても結局自分で言わなきゃいけないだよね。
もちろん、労働基準監督署や総合労働相談コーナーの人が会社に退職を伝えてくれるわけではありません。
退職を自分で伝えられないようであれば、退職代行サービスを使いましょう。
退職代行サービスとは
あなたの退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。
弁護士や労働組合が運営しており、退職に必要なことを代わりに交渉してくれます。
実は、私も退職代行を利用して退職しました。
私が利用した際にどんな感想をもったのか、こちらの記事で紹介しています。

退職代行サービスの検討をしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
自分の気持ちを大事にしてどうするか決めよう

こちらの記事では、理不尽なことが原因で仕事を辞めたい人に向けて
・仕事上よくある理不尽なことと、その時の対処方法
・理不尽なことがあれば仕事を辞めて良いのか判断する基準
を紹介しました。
仕事を辞める前に理不尽なことに対して、改善する努力ができるようになっておく方が良いでしょう。
それがあなたの成長となり、昇進や転職に役立ってきます。
しかし、場合によっては仕事を辞める方が正解といえるかも知れません。
どうしようか迷った時は、自分の気持ちに素直になりましょう。
人生は1度きりしかありません。どうか後悔の無い選択をしていただければと思います。
仕事は辞めたいんだけど、お金がないんだよなぁ。
という人は、こちらの記事が役立つと思います。

ぜひ、参考にされて下さい。