僕は10年以上勤めた会社を退職代行を使って退職しました。
この記事では退職代行を実際に使った経験をもとに
- 退職代行を使ってよかったこと
- 退職代行を使って後悔していること
- 退職代行が実行されるまでの流れ
について書いています。
これから退職代行を使おうと思っているあなたに少しでも役立てば幸いです。
また、Xで退職代行について発信している中でよく聞かれる質問についても書いていますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
退職代行を使ってよかったこと

まずは退職代行を使ってよかったことを3点紹介します。
有給休暇をすべて消化できた
退職を伝える前に上司に残りの有給休暇の日数を確認したところ20日以上残っていることがわかりました。
ただ、普段から有給休暇を使わせないような会社でしたし、退職時に有給休暇を使っている人を見たことがありませんでした。
そこで、退職代行に有給休暇の消化について交渉してもらったところ、すべて有給休暇を使うことができました。
もし、退職代行を使っていなかったら有給休暇の消化をさせてもらうことは難しかったと思います。
有給休暇の消化ができたので退職代行を使って良かったと思います。
ひきとめられる心配がない
実は、会社に退職を伝えるのは今回がはじめてではありませんでした。
退職を伝えるたびに、複数人でひきとめにくるため退職の話がすすむことはなく、退職をあきらめていたのです。
退職をひきとめられる時間って本当に無駄だと思います。
退職代行に依頼すると「退職の意思」を伝えてくれるだけでなく、会社からのひきとめをシャットアウトしてくれるのでひきとめられる心配がありません。
退職までの無駄なひきとめの時間がかからずに退職できたので良かったです。
直接やり取りするストレスがかからない
退職を伝えるのはストレスがかかりますよね。
伝えようとすると胃がキリキリしてくるのは僕だけではないはずです。
退職代行に依頼すれば、そんなストレスはかかりません。
家で待っているだけで退職代行が話をすすめてくれます。
ストレスがかからない上にあっけなく退職できたので良かったです。
退職代行を使って後悔していること

退職代行を使えば良いことばかりではありません。
退職代行を使って後悔していることを紹介します。
同僚や後輩に退職の挨拶ができなかった
辞める原因になった人もいれば、今まで支えてくれた同僚や後輩もいました。
そんな同僚や後輩に退職の挨拶もなく、いきなりいなくなってしまったことは今でも後悔しています。
自信をなくしてしまった
退職代行を使った当時は、メンタルが非常に不安定で
「人の手(退職代行)を使ってでも今すぐにやめてしまいたい。」
と思っていました。
しかし、退職してメンタルも回復してくると
「自分で言うべきだったよな。」と思うようになってきました。
こうして自信をなくしてしまいました。
自信をなくしたことは後の転職活動にも影響してくることになります。
退職代行を使った最終的な感想

退職代行を使うと
- 有給休暇の消化を交渉してくれる
- 無駄なひきとめの時間が発生しない
- 直接やりとりするストレスがない
といったメリットがある一方
- お世話になった人に挨拶できないまま退職
- 自分で伝えられなかったことで自信を失う
といったデメリットがあります。
ただ、当時の状況では最善の判断だったと思います。
あのまま上司に言われるがまま会社に残っていたら後悔していたでしょう。
今では有給休暇も使えるストレスのない職場で働くことができています。
勇気を出して退職代行を使って良かったなと今では思います。
あなたがもし、退職代行を使うのであれば詳しい利用の流れをまとめました。
なんの情報もないまま退職代行を使うのは危険ですので、ぜひ最後まで読んでください。
退職代行を実行するまでの流れ

利用する退職代行を選ぶ
まずは利用する退職代行を選ぶところからです。
退職代行を運営している組織には3つの種類があります。
- 一般企業、個人
- 労働組合
- 弁護士
どれを選んでもいいんじゃないの?と思われるかも知れません。
しかし、一般企業や個人では退職の交渉ができなかったり、公務員の退職代行は弁護士ができなかったりとそれぞれ特徴があります。
それぞれの詳しい特徴や退職を失敗しないための選び方については、こちらの記事にまとめてありますので参考にされてください。

退職代行に相談する
利用する退職代行を絞ったら相談を行っていきます。
公式サイトからそれぞれの方法で相談を行っていきます。
僕の使った退職代行はLINEでの問い合わせとなっていました。
相談の際には「こういった交渉をしてほしい。」と具体的に聞いてみましょう。
僕であれば、有給休暇の消化を交渉してほしいと相談しました。

交渉できるかどうかは業者によって異なるので注意が必要です。
問い合わせの段階で詳しく聞いておきましょう。
退職代行に申し込む
相談が終わったら、申し込みを始めていきます。
申し込みには必要事項を書くためのヒアリングシートがLINEで送られてくるので記入。
代金を振り込んで完了です。

結構かんたんに終わります。僕は5分程度で終わりました。
準備をする
料金を振り込めば、退職代行の実行日を待つばかりです。
この間に
- 私物の持ち帰り
- 貸与品の返却
などをやっておきましょう。
退職代行を実行する前にやっておくべき準備はこちらの記事にまとめました。

退職代行の実行
ヒアリングシートを記入した際に指定した退職代行の実行日に退職の連絡が行われます。
特にやることはないので、好きなように過ごしましょう。
家にいると落ち着かないので、遠くにでかけるのがおすすめです。
退職手続き
あとは退職代行が会社と話したうえで何をすれば良いのか教えてくれます。
その通りに手続きを行いましょう。
以上が退職代行が行われる流れです。
退職代行についてよく聞かれる質問

現在、僕はX(@hiroshi_5963)などのSNSで退職代行について発信しています。
その発信の中でよく聞かれる質問についてこちらで共有したいと思います。
どこの退職代行を使ったか
僕が使ったのは退職代行ガーディアンです。
- 労働組合運営の退職代行なので、会社との交渉が可能であること。
- 退職後も3ケ月間のサポート期間があること。
が利用した決め手でした。
退職代行ガーディアンの体験談はこちらの記事にまとめていますので参考にされてください。

退職代行の対応はどうだったか
すべてLINEでのやりとりだったので、事務的には感じましたが全然問題ありませんでした。
向こうから何か提案してくることはなかったので、こちらからの要望事項は忘れずに伝えておくべきだと感じました。
会社から直接の連絡はあったか
会社から直接連絡してくることはありませんでした。
退職代行には「今後一切かかわらないでほしい。」と伝えてほしいと言っておいたので効果があったのかも知れません。
上司が家に来たりしなかったか
家に来ることはありませんでした。
もし、家に来たとしても相手にしなかったと思います。
要件は退職代行を通じて聞けばいいだけなので、相手をする必要はないと思います。
退職代行を使ったことを転職先やまわりにバレなかったか
まわりにはバレませんでした。
自分から話さない限りバレる可能性は少ないと思います。
辞めた後、会社の人と会ったりしないのか
営業車が走っているのをたまに見かけますが、ばったり会うことは今までありません。
退職代行を使う前に転職先を決めておくべきか
正直、退職代行を使えば退職はかんたんです。
しかし、退職後には
- 社会保険料の負担増
- 収入がなくなる
こうなってしまうので、お金がいくらあっても足りません。
なるべくなら転職先を決めておいた方が収入も途切れず安全です。
僕は転職先を決めずに退職したため、生活費が足りなくなり借金をしました。
再就職した今でもその借金を返すために必死に働いています。
退職後に苦労しないためにも転職先を決めておきましょう。
【まとめ】退職代行の体験談


以上が僕の退職代行の体験談です。
退職代行を利用する人は年々増えていますが、生の声はなかなか少ないと思います。
この記事があなたの役に立てば幸いです。