仕事を辞めたいけれど、言い出すことができない。
無断欠勤を続ければ会社を辞められるのだろうか。
と思っていませんか?
結論としては、無断欠勤を続ければ会社を辞められます。
しかし、2週間以上もの時間がかかる上に、再就職できない可能性があります。
無断欠勤するよりも自分で退職を伝えた方が早く確実に会社を辞めることができますよ。
自分で退職を上司に伝える以外の方法もちゃんとありますので、こちらの記事で紹介したいと思います。
この記事でわかること
- 無断欠勤を続けて会社を辞められるのか
- 無断欠勤を続けて会社を辞めた時に困ること
- 無断欠勤の他に出勤せずに会社を辞める方法
無断欠勤を続けると会社を辞められるのか
![会社辞めたい 無断欠勤](https://hiroshi-oita.com/wp-content/uploads/2022/11/2-1-1024x559.png)
無断欠勤を続けることで、解雇または退職勧奨を受けると会社を辞められます。
退職勧奨を受けた場合
退職勧奨とは、会社の方から「退職届をだして、退職して下さい。」と説得されることです。
あなたが出勤する意思を見せなければ、会社はあきらめて退職勧奨をだすでしょう。
会社から「辞めてください」と言われるのですから、会社を辞めやすいですよね。
退職勧奨を受けた場合は、退職届を会社へ提出すれば民法627条にのっとり、2週間後に退職となります。
解雇される場合
解雇とは、会社が一方的にあなたとの雇用契約を終わらせること。
つまりはクビということです。
無断欠勤の場合、2週間以上無断欠勤を続けると「懲戒解雇」という形になります。
じゃあ2週間、無断欠勤を続ければ会社を辞められるんだね!
懲戒解雇になれば会社を辞められますが、相当のリスクがあります。
懲戒解雇になってしまうリスク
![会社辞めたい 無断欠勤](https://hiroshi-oita.com/wp-content/uploads/2022/11/3-1-1024x559.png)
懲戒解雇になると、再就職できない可能性があったり、退職金がもらえなかったりする可能性があります。
再就職が難しくなる
懲戒解雇になると再就職がむずかしくなってしまいます。
懲戒解雇とは、労働者が違反行為をした時に与えられるものです。
よって
懲戒解雇になるような人はいらない!
と厳しい目を向けられてしまい、再就職が難しくなります。
懲戒解雇になったことを言わなきゃバレないのでは?
確かにこちらから「懲戒解雇になりました。」と伝える必要はありません。
しかし、履歴書に退職理由を書く必要があったり、面接で退職理由を聞かれたりした場合
素直に懲戒解雇になったことを伝えなければいけません。
もし、その場でウソをついて再就職できたとしても
ウソをついたことがバレれば経歴詐称となり、また懲戒解雇となってしまうでしょう。
再就職したければ、懲戒解雇はさけて通るべきです。
退職金をもらえない
懲戒解雇になると退職金がもらえなかったり、減額されたりする可能性があります。
退職金については、就業規則を確認しておきましょう。
就業規則に不支給や減額の記載がなければ、就業規則どおりの退職金がもらえます。
退職金をもらう資格がある人は、懲戒解雇にならない方が無難といえるでしょう。
退職勧奨を受ければ、仕事を辞めやすくなります。
しかし、会社が退職勧奨を出してくれるかはわかりません。
退職勧奨になるまで待ったとしても、2週間経過すれば懲戒解雇になってしまいます。
では、無断欠勤する以外で、出勤せずに退職する方法はないのでしょうか?
2つの方法があります。
無断欠勤する以外で会社を辞める方法
![会社辞めたい 無断欠勤](https://hiroshi-oita.com/wp-content/uploads/2022/11/5-1-1024x559.png)
無断欠勤をせずに、出勤しないで会社を辞める方法は以下の通りです。
口頭で退職を申し出る
退職は、口頭で伝えても効力があります。
よって、欠勤する連絡をした上で「会社を辞めます。」と伝えましょう。
そうすれば、民法627条にのっとり退職することができます。
退職するまでに2週間かかりますが、この2週間は体調不良、精神的不調により欠勤することを伝えて下さい。
有給休暇があれば、消化するようにしましょう。
伝える時は、スマートフォンにボイスレコーダーのアプリをダウンロードしてください。
ボイスレコーダーを用意する意味
- 口頭で退職の意思を伝えた証拠を残すため
- 会社から脅迫を受けた場合の証拠を残すため
証拠があれば、なにかあった時に役立ちます。
念には念をいれてダウンロードしておきましょう。
退職代行を使う
自分で退職を伝えられない
会社とやりとりをしたくない
といった場合は、退職代行を使いましょう。
退職代行は、あなたの退職の意思を会社へ伝えてくれるサービスです。
弁護士や労働組合が運営している退職代行であれば、会社との交渉を合法的に行えます。
私は退職代行を使って退職した経験があります。
私は退職代行を使った結果、会社とやりとりすることもなく、有給休暇を消化して退職することができています。
退職代行がどんな感じなのか知りたい。
という方は、こちらの記事を参考にされてください。
![退職代行 どんな感じ 感想](https://hiroshi-oita.com/wp-content/uploads/2022/10/1-320x180.png)
退職代行を申し込む前にやっておくべき準備から業者の選び方まで紹介しています。
会社を辞める時に無断欠勤はおすすめしません
![会社辞めたい 無断欠勤](https://hiroshi-oita.com/wp-content/uploads/2022/11/4-1-1024x559.png)
この記事では
- 無断欠勤を続けて会社を辞められるのか
- 無断欠勤を続けて会社を辞めた時に困ること
- 無断欠勤の他に出勤せずに会社を辞める方法
を紹介しました。
無断欠勤すれば会社を辞められます。
しかし、懲戒解雇となり再就職できない可能性があります。
そのようにならないために
- 欠勤する連絡とともに退職の意思を伝える。
- 退職代行を使って退職を伝える。
このようにした方が良いと言えます。
退職を伝えることは悪い事ではありません。勇気をもって退職を伝えましょう。
あなたが1日でも早く退職して再就職できるように応援しています。