退職時の悩み

休職する方法と傷病手当金の申請方法

しばらく休職したいんだけどどうしたら良いんだろう

休職している間の生活費が心配…

といったことで困っていませんか?

こちらの記事では、会社を休職する方法と休職中の生活費のために申請する傷病手当金について紹介しています。

この記事の内容を読んでもらえれば、休職した上で傷病手当金を最大限受け取れるようになりますので安心して休むことができますよ。

しっかりと休むためにも、最後までよく読んで実行してくださいね。

では、早速紹介していきます。

会社へ休職を申請する前に確認しておくこと

会社に休職を申請する前に確認しておくことは6つです。

  1. 会社に休職制度があるか
  2. 休職できる期間はどれくらいか
  3. 休職中に給料は発生するのか
  4. 社会保険の支払いはどうするのか
  5. 休職中の連絡方法はどうするのか
  6. 休職の申請方法

確認①会社に休職制度があるか

休職制度は法律で会社に義務付けられているものではありません。

休職制度を設けるかは会社の判断になるので休職制度がない会社もあります。

会社に休職制度があるかは就業規則で確認しましょう。

休職制度がなくても、個別に対応してもらえる場合もあるので上司に相談してください。

休職制度がなかったり休職を拒否されたりした時は?

  1. 有給休暇を申請して休む。
  2. 労働災害の申請をする。
  3. 労働基準監督署に相談する。

休職の規則は、書面で発行してもらい保管しておいてください。

確認②休職できる期間はどれくらいか

働けない状態が続いて、休職が長引いてしまうと解雇される可能性があります。

解雇されないように休職できる期間を確認しておきましょう。

解雇される期間まで休職して体調が回復しない時は

  • 延長してもらえるか上司に相談する。
  • 解雇される前に退職してしまう。

このようにしてください。

休職中に連絡がとれない場合も解雇される可能性があります。

確認③休職中の給与は発生するのか

休職している間は法律上支払う義務が定められていないため給与がでません。

しかし、会社によっては休職中に給料、ボーナス、手当を支払う会社がありますので

休職中に給与が発生するのかしないか確認してください。

給与が発生してしまうと、後ほど紹介する傷病手当金を受け取れない可能性があります。

ひろし

詳しくは後ほど紹介します。

確認④社会保険の支払い方法

休職中でも社会保険の支払いは発生します。支払い方法を確認しておきましょう。

支払う必要があるのは

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料
  • 介護保険料(40歳以上)

休職中の社会保険料の支払い方法は、ふたつあります。

  1. 本人が社会保険料を毎月支払う
  2. 会社側が立替払いをし、復帰後にまとめて本人が支払う

休職中で給料が発生しない期間は、社会保険料を給料から天引きすることができません。

よって休職する時には、社会保険の支払い方法を会社と打ち合わせておきましょう。

確認⑤休職中の連絡方法

休職中でも会社と連絡をとらなければいけません。

連絡方法を確認しておきましょう。

  1. 連絡の頻度はどれくらいか
  2. 連絡はどの手段で行うのか
  3. 会社の誰が連絡をしてくるのか

もし、上司との関係悪化が原因で休職している場合。

会社に産業医がいれば、産業医を連絡先にすることができます。

産業医は、従業員が一定人数いる会社には専任としておくことが義務づけられています。

産業医がいなければ、上司以外の人を連絡の窓口にしましょう。

確認⑥休職の申請方法

休職の申請方法は会社によって違います。

休職の申請先が上司なのか、人事なのか、その他の人なのか確認しましょう。

以上が、休職する前に確認しておくことです。

次に休職する手順を紹介します。

休職する手順

休職する手順は以下の通りです。

  1. 医師から診断書をもらう
  2. 休職の申請用紙と診断書を提出する

医師から診断書をもらう

休職するために医師から診断書をもらいましょう。

診察を受けた日に「診断書を書いてほしい」と依頼してください。

休職期間については、会社の休職規定を確認した上で医師と相談しましょう。

診断書の作成にはお金がかかります。診察代、薬代、診断書作成代あわせて1万円くらい用意して受診に行きましょう。

休職の申請用紙と診断書を提出する

会社によって休職の申請方法は違いますので、事前に確認しておいてください。

会社の申請方法に沿って提出しましょう。

以上が休職する方法です。

次に傷病手当金について紹介します。

傷病手当金とは

傷病手当金とは、会社で健康保険に加入している人がもらえるお金のこと。

毎月、給与から差し引かれている社会保険のうちの健康保険から支払われるお金です。

会社のお金から支払われるものではないので、遠慮なく傷病手当金の申請しましょう。

傷病手当金がもらえるのかは、自分の健康保険証を確認しましょう。

保険証のおもて面に、

  • 「全国健康保険協会○○支部」
  • 「○○健康保険組合」
  • 「○○共済組合」

と書いてある保険証の本人であれば受け取れます。

交付者名に

  • 自治体名(○○区、○○市)
  • 「国民健康保険組合」

と書いてある人は該当しません。

傷病手当金の申請手順

傷病手当金の申請手順は以下の通りです。

  1. 受給資格を満たしているか確認する
  2. 会社に傷病手当金の申請を申し出る
  3. 4枚の申請書類をそれぞれに書いてもらう
  4. 申請をして支給の許可をもらう

手順①受給資格を満たしているか確認する

傷病手当金の受給資格は以下の4つです。

  • 業務外の病気やケガが原因であるもの
  • 働くことができないこと
  • 連続する3日間を含めて4日以上休んでいること
  • 休んでいる間に給料が発生していないこと

受給資格①業務外の病気やケガが原因であるもの

業務外の病気やケガが原因である場合は、傷病手当金が支給されます。

しかし、業務内の病気やケガの場合は労働災害保険(労災)の申請になります。

病気やケガの原因が業務内なのか業務外なのか確認してください。

労災の方が支給される金額が多いのですが、申請の許可がおりにくく時間がかかります。

医師と相談の上、傷病手当金にするか、労災にするか決めましょう。

受給資格②働くことができないこと

自分で「働けない」という判断では、受給資格に該当しません。

働けない判断は、医師が判断しますので病院で診断を受けてください。

受給資格③連続する3日間を含めて4日以上休んでいること

会社を4日以上休んでそのうち3日間は連続して会社を休むことが条件です。

傷病手当金 申請方法

そして、4日間以上休んだうちの3日間は傷病手当金が支給されず、4日目から支給されます。

受給資格④休んだ間に給料が発生していないこと

給料が支払われている場合は、傷病手当金を受給できません。

給料が支払われているが、傷病手当金よりも金額が少ない場合は給料と傷病手当金の差額が支給されます。

以上が傷病手当金の受給資格になります。

では、傷病手当金を申請していきましょう。

手順②会社に傷病手当金の申請を申し出る

傷病手当金の申請は一般的に会社側が行います。

傷病手当金をもらいたい時は会社に申し出てください。

手順③4枚の申請書類をそれぞれに書いてもらう

傷病手当金を申請するには4つの書類の記入が必要です。

枚数記入内容記入者
1.2枚目申請者情報、申請内容申請者(あなた)が記入
3枚目事業主の証明事業主が記入
4枚目療養担当者の意見書担当医師が記入

1枚目に受取人代理人の欄があります。

この欄にに会社名を記入すれば、傷病手当金の受け取りを会社にすることができてしまいます。

会社が無断で受取人を会社にしている場合は、なぜ会社が受取人なのか説明してもらってください。

3枚目、4枚目は記入に時間がかかりますので、早めにお願いするようにしましょう。

手順③申請をして支給の許可をもらう

4枚の書類が準備できたら、保険者(協会けんぽや保険組合)へ支給申請をします。

4枚の書類を郵送して下さい。あなたが直接郵送しても問題ありません。

申請が遅れると支給日が遅れるので、早めに受給したい場合は自分で送りましょう。

申請後に審査が行われて、傷病手当金が支給される場合は「支給決定通知書」が送られてきます。

支給決定通知書には

  • 手当金の金額
  • 振込予定日

が記載されています。

以上が傷病手当金の申請手順です。

次によくある質問について回答します。

傷病手当金についてよくある質問

退職後も傷病手当金を受け取れますか?

退職後も以下の3つの受給資格を満たしていれば、傷病手当金を受け取ることができます。

  1. 退職日までに被保険者資格(任意継続期間を除く)が1年以上継続している
  2. 退職日まで受けていた傷病手当金の期間が1年6ケ月に満たない
  3. 退職日にケガや病気が原因で休業していること

傷病手当金の受給額はどれくらいですか

傷病手当金の受給額を計算する式は以下のようになります。

傷病手当金の1日あたりの金額

直近12カ月の標準報酬月額を平均した額÷30日×3分の2

(休業した日単位で支給)

受給期間は最長で1年6ケ月あります。

傷病手当金の申請手続きがわからない時

ここまで傷病手当金の申請方法について紹介してきましたが、

正直、全然わからない…

弱っているので自分1人では申請できるか不安…

といった気持ちがあると思います。

ひろし

実際私も弱っていて申請する気力がなかったので、傷病手当金を申請できませんでした。

元気になった今考えると「非常にもったいないことをしたな」と思います。

そこで、傷病手当金の申請を助けてくれる「退職コンシェルジュ」について紹介します。

退職コンシェルジュとは、社会保険料を支払ってきた人に向けて

  • 失業保険
  • 再就職手当
  • 傷病手当金

などの社会保険制度の給付金の申請を手助けしてくれるサービスです。

本来、給付金の対象にも関わらず、99.5%の人が給付金を最大限受け取ることができていません。

受け取れていない金額は多い人で数十万円になります。

退職コンシェルジュは、本来受け取れる給付金をしっかり受け取れるようにサポートしてくれます。

利用の手順としては

  1. WEBの無料説明会を受ける。
  2. 説明会後の無料個別相談を受ける。
  3. 無料個別相談を受けた後にサービスを受けるか決定する。

このような流れになります。

退職する予定の人は、退職日の2週間前までにWEB説明会を受けてください。

詳しくはこちらから確認できます。

まずは無料のWEB相談会を受ける

無料のWEB相談会を受けて最終的にサービスを希望する場合、あなたが受け取れる金額から報酬を支払うことになります。

自分で申請すれば、お金はかかりません。

どうしても手続きがうまくできない時だけ活用しましょう!

成功報酬として受け取った傷病手当金の何割かを支払うことになりますが、私のように申請できずに1円ももらえないよりはマシだと思います。

【まとめ】休職する方法と傷病手当金を申請する方法

こちらの記事では、会社を休職する方法と傷病手当金を申請する方法を紹介しました。

ご自身に不調がある場合は、休職してゆっくり休むようにしてください。

休んでいる間の生活資金は傷病手当金を申請しましょう。

  • 申請方法がわからない。
  • 最大限受け取りたい。
  • どうしても自分ではできない。

こういった場合は、退職コンシェルジュの利用を検討して下さいね。

1日でも早くあなたの症状が良くなるように応援しています!

ひろし

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